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<学校誌切り取り>相撲大会に被害集中 なぜ?

被害が見つかった山形県天童市立図書館所蔵の学校誌

 山形県で続々と明らかになっている学校誌などの切り取り被害は、相撲大会の写真や記事に集中している。図書館や県教委の担当者らは「なぜ相撲なのか。犯人の意図が分からない」と首をかしげている。

 これまでに県内で被害が確認されたのは新庄、尾花沢、鶴岡、東根、寒河江、天童、上山の7市と河北町の公立図書館。いずれも学校行事や児童の作文をまとめた学校誌などから、主に児童が相撲を取っている写真が刃物で切り取られていた。
 山形県は、昭和の大横綱柏戸(鶴岡市出身)をはじめ多くの有名力士の出身地として知られる相撲どころ。県教委によると、相撲大会は小学校では一般的な学校行事で、校庭に土俵を備えている学校も多い。結果的に相撲大会の模様は、学校誌に頻繁に登場する。
 最も多い27冊が被害に遭った天童市立図書館の担当者は「目的が分からない。模倣犯が出るのも心配だ」と語り、県教委の担当者も「犯人の意図が分からない」と困惑する。
 他の市町の担当者からは「年頃になって恥ずかしく思った本人が、隠そうとした可能性もあるのでは」といった推理も飛び出している。
 これらの被害について、尾花沢市は22日、東根市は17日にそれぞれ器物損壊容疑で被害届を出しており、県警が捜査を進めている。
 尾花沢市民図書館は計16冊が被害に遭ったが、尾花沢署と協議の上、公訴時効の3年以内に発行された1冊について被害を届けたという。


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2017年05月25日木曜日


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