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震災の記憶伝承する場に 志津川高に資料室

オープンした資料室で志津川高の震災後の取り組みについて説明する生徒代表

 東日本大震災の教訓を残そうと、志津川高(生徒237人)は校内に震災資料室を開設した。南三陸町の被害状況や避難所となった同校の様子を写真や映像で紹介。教職員や生徒が震災の記憶を語り継ぐ場を目指す。
 資料室は1階の教室を使って整備。津波でがれきが押し迫る登校坂や、最大500人が滞在した同校避難所の運営を手伝う生徒の様子など約80枚の写真を展示した。被災した町民バス復活のために、生徒が手作りして販売したモアイの缶バッジや他校からの応援メッセージも飾った。
 24日にあった開室式には生徒代表や関係者約20人が出席。山内松吾校長は「人々の声なき声が聞こえてくるような空間になるように、生徒や地域の人々と資料室を育てていきたい」と話した。
 生徒会長の3年菅原遙人さん(17)は「震災を体験した者として記憶を風化させてはならないと強く感じる。他地域からも来てもらい、防災対策を見直すきっかけにしてほしい」と語った。
 研修などで使う映像設備は、サッポロホールディングスが復興支援の一環として寄贈した。資料室の利用は事前予約が必要。連絡先は志津川高0226(46)3643。


2017年05月26日金曜日


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