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<日本海中部地震>34年の慰霊式 冥福祈る

海岸に弁当やジュースを並べて思いを巡らせる遺族

 1983年の日本海中部地震から34年となった26日、遠足中だった旧合川南小(北秋田市)の児童13人が津波で犠牲になった秋田県男鹿市戸賀加茂青砂で、慰霊式が営まれた。遺族ら約50人が参列し、子どもたちに思いをはせた。
 高台に設けられた慰霊碑の前には、子どもが口にできなかった手作りの弁当や缶ジュースなどが供えられた。読経の中、遺族らは静かに手を合わせ、冥福を祈った。男鹿市北陽小の4年生10人も献花し、祈りをささげた。
 北秋田市の農業土濃塚(とのづか)謙一郎さん(72)は、5年生だった次女信子さん=当時(11)=を亡くした。「娘に会えた気がして、少し心が和らいだ。犠牲者が残した教訓を子どもたちが継承してほしい」と話し、静かに揺れる波間を見詰めた。
 法要後、遺族らは海に花束を浮かべ、「また来るよ」「元気でいてね」と再訪を誓った。
 同日、男鹿市内では消防や町内会などが連携し、人命救助や消火の訓練などに取り組み、防災力向上に努めた。
 日本海中部地震では青森、秋田両県と北海道で104人が亡くなった。


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2017年05月27日土曜日


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