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<仙台満店>風情添える葉の移り香

柿の葉のすがすがしい移り香が、すしの風味を引き立てる。手を汚さずに食べられるのも柿の葉ずしの良さだ。味わいのある箱の絵柄は、東大寺第208世別当・清水公照さんの手によるもの
サバと酢飯を合わせるのも、柿の葉に包むのも全て手作業。急に大量の注文が入ると午後の早い時間に売り切れる場合もあり、予約するのがお勧め
瀬川さん(左)と、オープンの2カ月後から働いているベテランスタッフの小林好子さん

◎テークアウトできる店/萬葉 柿の葉ずし(まんよう かきのはずし)(青葉区)

 軽食としてはもちろん、お茶請けにもお酒のおつまみにも、ちょっとした手土産にも喜ばれる−。今回ご紹介する「萬葉 柿の葉ずし」は、そんな万能選手な逸品。店名もそのまま「萬葉 柿の葉ずし」です。
 6個入り(750円)の箱の中には、一つ一つ柿の葉に包まれた小ぶりの直方体が隙間なくきちんと詰められています。お行儀よく並んだ様子が何ともかわいらしい。中は締めサバの切り身がのったおすし。ご飯もサバも酢がツンツン来ない、程よい加減です。
 そこへ風情を添えるのが柿の葉の爽やかな香り。一口か二口でパクパクッと食べられるサイズがいい感じ。女性でも1人で6個、ペロリとイケます。
 「サバは八戸産、米は宮城県産、柿の葉は奈良から塩漬けを取り寄せています」と店主の瀬川千恵子さん(57)。葉は1枚ずつ丁寧に洗い、水に漬けて塩抜きしてから干して乾かし、大きさを合わせてカット。サバは特製の酢で締めています。「『青魚は苦手だけどここのおすしはおいしく食べられる』と言ってくださる方が多いんです」。瀬川さんは笑顔でそう話します。
 オープンは1993年。最初のオーナーが奈良県出身で「奈良名産の柿の葉ずしを仙台で広めたい」と始めましたが、2011年に地元へ戻ることになり、瀬川さんが店を引き継ぎました。大切な味付けも一緒に受け継ぎ、変わらぬおいしさを提供し続けています。(陽)

<メモ>仙台市青葉区霊屋下16の2▽午前10時〜午後5時、木曜定休▽化粧箱入りはほかに10個入り(1250円)、20個入り(2500円)。木箱に入った40個入り(5800円)もある。毎月8日には「お薬師さんの手づくり市」にも出店。配送は翌日到着エリアのみ受け付けている▽022(213)1318


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2017年05月29日月曜日


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