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<福島産モモ>観光PRにも協力

「福島産品を売り込める海外市場はもっとある」と話す氏家社長

◎アライド・コーポレーション/氏家勇祐社長に聞く

 福島県産モモのタイ輸出を手掛けるアライド・コーポレーションの氏家勇祐社長に、輸出拡大への取り組みなどを聞いた。(聞き手は福島総局・高橋一樹)

 −昨年、モモ約22トンを含む計30トンの県産果物をタイに輸出した。
 「タイ人は日本のモモになじみが薄く、珍しがって多くの人が試食していた。出荷量以上の手応えを感じた」

 −タイ人に日本のモモが受ける理由は。
 「訪日外国人旅行者(インバウンド)が10年で7倍以上になるなど親日家が増えている。果物好きの国民性で、1人当たり日本人の倍は食べるといわれる。タイ産の果物が比較的少なくなる6月以降、モモが旬を迎えるのも大きい」

 −本年度の福島県産モモ輸出の目標は。
 「40トンを輸出し、販売店舗を35から70に倍増させる。海上輸送の活用や今年から展開するインターネット販売でコストを削減し、1個当たりの販売価格を前年度の280円から200円に下げる。会津地方特産の身不知(みしらず)柿やイチゴなどを含め、計100トンの福島産果物を輸出する」
 「同時に観光をPRする。収穫の様子などを紹介する広告動画を作り、フェイスブックに流す。抽選で日本旅行が当たるキャンペーンを企画し、行程にモモ狩りを組み込む。福島を知ってもらい、本当においしい旬の果物を食べに来てもらえるように仕掛けたい」

 −福島産品への風評は根強い。
 「感情的な風評が残るのは日本国内と周辺国だけ。検査体制を正確に伝えれば、福島産品を売り込める海外市場はもっとある」


2017年05月29日月曜日


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