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福祉の仕事 イメージアップへ学生熱く

福祉の仕事をテーマにした、学生と若手経営者によるトークセッション

 介護人材の不足などが社会問題化する中、東北福祉大の学生らでつくる団体「Shake F Hearts(シェイク エフ ハーツ)」が、福祉を支える仕事のイメージアップに取り組んでいる。施設の経営者や学生同士の交流などを通し、就労希望者の増加につなげるのが狙いだ。
 20日夜、仙台市青葉区のビルには学生ら約70人の熱気があふれていた。「福祉レボリューション」と題し、福祉施設の20〜30代の若手経営者7人とトークセッションが開かれた。
 事前に実施した学生へのアンケート結果の報告もあり、介護職に対して「きつい」「給料が低い」などマイナスイメージが先行する現状が示された。経営者たちは「高齢化が進む中で福祉は成長産業だ」「経営努力をすれば制度に縛られないサービスを提供できる」と業界の将来を語った。
 学生団体は昨年11月、閉鎖的な福祉のイメージを払拭(ふっしょく)しようと、10人の学生で結成した。経営者との意見交換会は今回が2回目。今後は高校生や地域住民と福祉の将来像を語るイベントを企画するという。
 代表を務める4年の早坂卓郎さん(21)は「授業や実習を通しても福祉の仕事にモチベーションが上がらない学生もいる。福祉はやりがいのある仕事。自分たちがイメージを変えていきたい」と意気込む。
 県内では、高齢化に伴い要介護者が増加する一方、介護職の不足が深刻になっている。低い介護報酬などが問題とされ、有効求人倍率(3月末時点)は3.3倍、離職率は2015年度調査で14.2%に上る。
 県も高齢者を支える若手の介護職員を「ケア・ヒーローズ」と命名し、介護職の魅力をPRするリーフレットやDVDを作成している。県長寿社会政策課は「介護職は人の尊厳に関わる重要な仕事。若手の育成に力を入れたい」と話す。


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2017年05月30日火曜日


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