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<石巻がれき処理詐欺>元社長に懲役4年

 東日本大震災で発生した石巻市のがれき処理事業を巡り、市の業務委託料を水増ししてだまし取ったとして、仙台地裁は29日、詐欺罪で、同市の建設会社「藤久建設」(破産手続き中)の元社長伊藤秀樹被告(54)=石巻市=に懲役4年(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。弁護側は控訴する方針。
 判決は「行政の審査に甘い面があったことは否定できない」としつつ「震災後の混乱につけ込み、虚偽の請求を繰り返した」と指摘。「全国から集まった善意を踏みにじった上、発覚後、偽装工作を図るなど犯行は悪質」と結論付けた。
 弁護側は「単なる請求ミスで、だまし取るつもりはなかった」と無罪を主張していた。
 判決によると、被告は2011年6〜12月、藤久建設が市から委託を受けたがれき処理業務の委託料を水増しして計1億1480万円を請求し、正規の委託料との差額計約5740万円をだまし取った。
 亀山紘市長は「震災の混乱期に乗じて市民を欺いた重大な罪にふさわしい判決となった。破産手続きにおいて一層の真相解明と被害回復が図られることを望む」との談話を出した。


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2017年05月30日火曜日


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