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<高校総体>柴田、連覇へチーム一丸で

男子を相手に稽古を重ねる鎌田主将(右から2人目)

 第66回県高校総合体育大会は3〜5日を主会期とし、県内各地で各競技の熱戦が繰り広げられる。優勝校などは宮城、山形、福島の3県で開催される全国高校総体(南東北インターハイ、7月28日〜8月20日)に地元代表として出場する。強豪に挑む話題の3チームを紹介する。

◎挑む/宮城県高校総体話題校紹介(中)女子柔道

 昨年は9連覇中だった東北を決勝で破り、24年ぶりに優勝を飾った。今年は2連覇が懸かるが、狩野卓磨監督(42)は優勝という言葉を部員の前で口にしないようにしている。「選手が自分たちの役割を果たせば、おのずと結果は見えてくる」と考えるからだ。
 選手も思いは変わらない。昨年の決勝で大将戦を制し、チームを頂点に導いた鎌田夏光(なつみ)主将は「まずは自分たちが満足できる柔道を貫くことが大事」と自然体を強調する。
 部員は6人と多くはない。昨年からただ一人残る3年の鎌田主将は「後輩が遠慮してしまうと思い切り力を出せない」と上下関係を厳しくせず、親しみを持って後輩と接している。
 休憩時間には水分を補給しながら互いに技のかけ方や駆け引きなどを質問し合う。練習の最後には部員全員が手をつないで輪になりスクワットをして終える。
 「家族的な部だと思う。妹がたくさんいるような感覚」と鎌田主将は笑う。気兼ねなく話し合えるようにしてくれた昨年の先輩たちの心遣いを引き継いだ。宇部沙也加(2年)も「よく相談に乗ってもらい、技が上達した」と感謝する。
 練習相手に恵まれているのが強みだ。男子部員は女子と体格が近い軽量級が多い。速さとパワーがある男子と存分に稽古できることで、狩野監督は「技に切れが出る」と効果を語る。
 学校の近くには強豪の仙台大があり、鎌田主将は週2回、出稽古に行く。実力のある大学生に胸を借りることで「簡単には投げられない耐える力がついた。実戦感覚も養われる」と感じている。
 全国高校総体(南東北インターハイ)の柔道の会場は郡山市。昨年の優勝メンバーも応援に来る。「さまざまなことを教えてくれた先輩たちのためにも、成長した自分たちの柔道を見せたい」と鎌田主将。チーム一丸で栄冠を目指す。


2017年05月30日火曜日


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