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<楽天ファームだより>八百板卓丸外野手/変化球打ちに手応え

 広角に打つ技術とパンチ力を併せ持つ育成の左打者。入団3年目の今季は2軍のレギュラーに定着し、イースタン・リーグ41試合に出場して打率2割8分3厘、2本塁打、18打点の好成績を残し、得点圏打率は3割5分3厘と勝負強さも光る。
 「昨年までは直球ばかりを打っていたが、率を残すなら変化球も打たないといけない。変化球を待って、直球にも対応できるようになった」と好調の要因を挙げる。試合では常に強いスイングを心掛け、2本塁打はともに右方向への打球だ。「引っ張って長打が打てているのはいいこと」と手応えを口にする。
 転機は昨冬、イースタン・リーグ選抜として参加した台湾でのウインターリーグだった。直前の秋季キャンプで連日1000回以上、「バットを振る感覚をつかみやすい」という素手での素振りに力を入れ、「キャンプで取り組んだことを試合で試したい」と球団に参加を志願。8試合に出場してチームトップの打率3割8分7厘、1本塁打をマークした。「試合で結果を出せてよかった」と自信になった様子だ。
 入団時、「3年以内の支配下登録」を目標に掲げた。今季がその3年目。チーム内には左打ちの外野手が多く競争は激しいが、「支配下自体を目指すではなく、チームで一番の外野手になる気持ちでやっている」と高い志で挑む。(浦響子)

◎元々高い打撃技術/河野亮2軍打撃コーチ

 3年目でプロの水に慣れ、性格的にも大人になった。元々打撃技術は高かった。焦ってバットを出さなくなり、内角の球をうまくさばけている。ウインターリーグで他球団の同世代の選手たちとプレーし、自分の力や立ち位置も分かって「いけるんじゃないか」と感じられたと思う。

<やおいた・たくまる>15年育成ドラフト1位。20歳。福島市出身。180センチ、79キロ。右投げ左打ち。福島・聖光学院高出。背番号122。


2017年05月30日火曜日


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