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<仙台市長選>「市民の会」郡氏に出馬要請

郡氏への立候補要請を発表する市民の会の新里共同代表(左)

 7月の仙台市長選で、市民団体「私たちの市長を選ぶ仙台市民の会」は30日、民進党の郡和子衆院議員(60)=比例東北=に立候補を要請したと発表した。一方、市議会の民進党系会派「市民フォーラム仙台」は同日、会派の岡本章子代表(52)を候補者に推す方針を決定。選考作業の大詰めで、党宮城県連は難しい判断を迫られることになった。
 市民の会は「市民協働の市政運営」「弱者中心の地域共生社会」など6項目を実現できる候補者の人選を進めた結果、郡氏が最適任と判断。新里宏二弁護士ら共同代表3人が26日に市内で郡氏と会い、立候補を要請したという。
 新里氏らは市役所で記者会見し、「郡氏は6項目を共有できる。東日本大震災の被災者の心の復興に取り組む姿勢も示している。市民から政治を変える第一線に立ってほしい」と強調。市民の会が集会を開く6月7日までの決断を促した。
 郡氏は河北新報社の取材に「正式な要請は受けていない」との認識を示した上で、「評価は光栄で重く受け止めるが、国会議員としての責任もある」と述べるにとどめた。
 市民フォーラム仙台は30日の会派総会で「市政課題を理解している会派内からの擁立が望ましい」として、党県連の候補者選考委員会(委員長・桜井充参院議員)に岡本氏擁立を求めることで一致した。
 非公開の総会後、岡本氏は「市議を5期務める中、特にいじめの問題や子どもを取り巻く環境で、市が抱える課題は多い。会派の皆さんから(岡本氏を推す)声があることは真剣に受け止めたい」と語った。
 党県連の選考委は今週末の会合で対応を協議する。桜井氏は「市議会会派の意見を最大限尊重する」と改めて強調した上で、「郡、岡本両氏から意向を聞き、最終判断したい。郡さんに要請した人たちの期待にも応えないといけないし、野党共闘も成功させられるよう努力しなければならない」と苦悩の表情を浮かべた。


2017年05月31日水曜日


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