宮城のニュース

<多賀城跡>復元事業費15億3000万円

復元の事業費などが公表された多賀城南門跡

 宮城県多賀城市の国特別史跡多賀城跡の南門(外郭南門)と築地塀復元について、市は30日、市議会全員協議会で建物の実施設計概要を説明した。南門は瓦ぶき入り母屋造りの二重門とし、事業費は15億3000万円と積算した。
 正門に当たる南門は、最も栄えた奈良時代後半の姿を再現する。高さ13.8メートル、間口10.5メートル(軒先含め15.9メートル)、奥行き6.6メートル。柱には主にクリ材を使用し朱塗りにする。耐震補強も施す。門の東側18メートルと西側26メートルにわたり、高さ4.5メートルの築地塀を設ける。
 工期は5年。事業費の半額は国庫支出金を見込むが、実際の補助額が少なくなる可能性もあり、着工や完成の時期は未定。菊地健次郎市長は「多賀城の創建1300年となる2024年に合わせて整備したいが、財政状況を考えて年内に決断する」と語った。
 南門南側に延びる南北大路、館前遺跡、中央公園など周辺整備事業の概算も示した。南門と合わせて総額53億4000万円になり、市が36億9000万円を負担する。整備後の年間維持管理費は、現行より1000万円多い3500万円を見込む。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2017年05月31日水曜日


先頭に戻る