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児童虐待「対策強化を」仙台の団体 衆院で意見

 児童福祉法・児童虐待防止法改正案を審議する衆院厚生労働委員会は30日、参考人質疑を行い、仙台市のNPO「子ども虐待防止ネットワーク・みやぎ」の鈴木俊博事務局長から意見を聞いた。鈴木氏は「虐待を防ぐための人手や予算があまりに不足している」と訴え、対策強化を求めた。
 鈴木氏は全国の児童相談所による虐待対応が年間10万件を超え、行政の支援が届かない家庭が数多く存在する問題を指摘。「虐待対応の制度設計を見直す大胆な発想が必要だ」と述べ、子どもを保護する専門機関の新設など抜本的な見直しを要請した。
 虐待を受けた子どもが成人後、対人関係に問題を覚えて就労できなかったり、自らの子どもを虐待したりするケースがあることも報告。「保護者を指導するプログラムを充実させ、虐待問題の悪循環を絶たなければならない」と強調した。
 改正案は、虐待を受けた児童の保護者への指導について、家庭裁判所の関与を強化する内容。参考人質疑では鈴木氏のほか、虐待防止に携わる精神科医ら4人が意見を述べた。


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2017年05月31日水曜日


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