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感無量 旧牡鹿で震災後初の田植え

営農再開した水田で田植えをする組合員

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市旧牡鹿町の水田4.5ヘクタールで営農が再開され、地元生産者が30日、現地で田植えを行った。作業を終えた関係者は「復興への第一歩だ」と喜んだ。
 田植えは27日に始まり、農家5人が2015年11月に設立した「牡鹿地区生産組合」が担った。この日は組合員の農家がトラクターでひとめぼれの苗を植えた。
 営農再開した水田は、県が旧牡鹿町の谷川浜、大谷川浜の両地区で整備を進めている農地計22.5ヘクタールのうち、最初に完了した谷川浜地区の4.5ヘクタール。県は残りの農地について19年までの整備完了を目指す。
 両地区には震災前、約20軒の農家があった。津波で被害を受け再建を断念した人も多いという。生産組合の渥美浩晃組合長(55)は「10年以来、7年ぶりの田植えは感無量。後継者不足など課題も多いと思うが、以前のような活気ある集落にしていきたい」と話した。


2017年05月31日水曜日


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