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<仙六野球>9回の交代策当たる

仙台大−福祉大 9回裏福祉大1死二塁、代打古川(左から3人目)が右前にサヨラナ打を放って優勝を決め、仲間と喜び合う

 福祉大が逆転で68度目の優勝を飾った。先勝を許す崖っぷちから投打がかみ合って2連勝。雌雄を決する3回戦は効果的な交代策が当たり、劇的なサヨナラ勝ちで息詰まる攻防に終止符を打った。
 2−2の九回、先頭の深江が仙台大の右腕馬場から左前打を放つと、大塚監督が動いた。代走に西山裕を起用。捕逸で1死二塁と好機を広げ、今度は左打者の古川を代打に送った。3年生は「絶対に決める」と燃え、低めの直球を引っ張って右前打。西山裕が俊足を飛ばして本塁に滑り込んだ。
 選手層の厚さが勝敗を分けた。起用した選手は福祉大の15人に対し、仙台大は11人。大塚監督が古川を「本来なら主力でもおかしくない」と評価するように、力のある選手が控えることが攻撃の確実性を高めた。投手陣も先発鈴木が5回1安打2失点(自責点1)と粘り、2番手の津森が4回無失点と継投が決まった。
 今季は1年生の左腕山野が4勝と活躍するなど新戦力が台頭。「選手個々が自覚を持って練習に取り組んでいる」(大塚監督)という高い競争意識が名門の底力となっている。
 昨春の全日本大学選手権は準々決勝で敗れた。「今年はチームの総合力で日本一を狙う」と古川。2004年以来、13年ぶりの栄冠へ一丸となって挑む。
(伊藤卓哉)


2017年05月31日水曜日


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