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生と向き合った画家追う「破片のきらめき」上映会

展示中の石原さんの作品「日蝕(にっしょく)『お兄ちゃん怖い』『大丈夫だよ、僕が居るから』」

 障害者の美術作品を常設展示する宮城県大和町の「にしぴりかの美術館」は6月3日、東京都八王子市の精神科病院「平川病院」にある造形教室を追ったドキュメンタリー映画「破片のきらめき−心の杖(つえ)として鏡として」を再編集し、同作に登場する画家の故石原峯明さんに焦点を当てた特別編を上映する。
 石原さんは1935年台湾生まれ。統合失調症により30代から入退院を繰り返した。97年以降、平川病院の造形教室で絵を描くことが生きる希望となり、2011年8月に75歳で亡くなるまで多くの作品を残した。映画は石原さんが絵を描き続ける姿に迫り、生きることの意味を問い掛ける。
 「破片のきらめき」は、ドキュメンタリー映画「柳川掘割物語」(高畑勲監督、宮崎駿製作、1987年)で撮影を担当した高橋慎二氏の監督作品。2008年、仏の第14回ヴズール国際アジア映画祭観客賞(ドキュメンタリー部門最優秀作品賞)を受賞した。今回上映する特別編は上映時間75分の同作をベースに95分に再編集した作品となる。
 上映会は3日午後1時から。上映協力金1人1000円。定員30人。予約可。上映後、高橋監督と平川病院造形教室スタッフ宇野学さんの対談もある。同館は石原さんの作品約80点を展示する回顧展(入場無料)も7月17日まで開催中。連絡先は同館022(347)0028。


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2017年05月31日水曜日


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