宮城のニュース

汚染牧草減容化 宮城・大崎ですき込み実験開始

細かく切った汚染牧草をまいた後、機械を使って耕した実験場所=31日、大崎市鳴子温泉

 宮城県大崎市は31日、東京電力福島第1原発事故で生じた国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の汚染廃棄物について、すき込みによる減容化実験を始めた。
 実験場所は同市鳴子地区の一時保管場所脇の市有地1500平方メートルで、対象の汚染牧草は平均140ベクレルの約3トン。細かく切った汚染牧草を散布した後、約30センチの深さで耕してすき込み、上から牧草の種をまいた。
 伸びた牧草を7月と10月に刈り取る予定で、牧草の放射性物質濃度など環境への影響を調べる。市は県などの過去の実験から「牧草に移行しないか、移行してもごく微量」とみている。
 市内にある基準以下の汚染廃棄物は6079トンで、実験対象となった400ベクレル以下の牧草は2937トン。実験では1000平方メートル当たり2トンをすき込むため、同様の手法で対象牧草を全量すき込むには約147ヘクタールの土地が必要になる。
 このため、市は焼却(混焼)処理を基本とし、すき込みによる減容化は補完的措置と位置付けている。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2017年06月01日木曜日


先頭に戻る