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防災学ぶ「キボッチャ」旧野蒜小に開設へ

契約を交わした渥美市長(右)と江口社長

 宮城県東松島市は31日、東日本大震災で被災した同市旧野蒜小の利活用に関する契約を、危機管理教育などに携わる株式会社「貴凜(きりん)庁」(東京)と結んだ。同社は校舎を改修し、来年4月に有料の防災体験型宿泊施設「KIBOTCHA(キボッチャ)」としてオープンさせる予定。
 市役所であった契約締結式で、渥美巌市長は「施設を生かし、交流人口拡大や広域的な観光に力を入れたい」と強調。同社の江口紀代子社長は「子どもたちの心に響く防災教育を発信し、地域と共に施設を育てたい」と述べた。
 同社によると、鉄筋3階の校舎のうち、2階を防災体験スペースとする。ボルダリングなどの遊具を通じ、危機から身を守るすべを学ぶ。震災の被害や復興に関する映像を流し、語り部の話を聞く場を設ける。
 1階は地元の海産物などを提供する食堂や浴室を備え、3階は宿泊フロアとなる。初年度の利用者は小中学生など6万8000人を見込む。運営スタッフとして地元から30人程度を雇い、緊急時は2階以上に避難者を受け入れる。


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2017年06月01日木曜日


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