宮城のニュース

<及善商店>被災蒲鉾店6年ぶり地元帰還

関係者が再出発を祝った新工場の落成式

 東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の蒲鉾(かまぼこ)製造「及善商店」は1日、同町入谷地区に新工場を完成させ、営業を始めた。震災から約6年ぶりに地元に戻り、新拠点で商品開発やさらなる増産を目指す。
 新工場は鉄骨平屋で延べ床面積約1000平方メートル。面積は震災前の工場の3倍あり、生産量を倍増させる。高度衛生管理型のHACCP(ハサップ)の基準に対応。総工費は4億4550万円で、半分を国の補助金で賄う。
 震災前、同社は同町志津川地区の中心市街地にあり、津波で被災。及川善祐社長(63)は工場とともに併設する自宅を失った。2011年9月に登米市迫町の空き工場を借りるなどして製造を続けた。
 1日にあった落成式で、及川社長は「新しい工場を稼働させ、産業復興の一翼を担いたい。地域が胸を張って薦められる商品を作る」と意気込みを語った。


関連ページ: 宮城 社会

2017年06月02日金曜日


先頭に戻る