宮城のニュース

「自然葬」考えよう 仙台湾で模擬体験

模擬の遺灰や供え物の花を海に投げ入れる参加者

 遺骨を灰にして海や山にまく自然葬への理解を広げようと、NPO法人葬送の自由をすすめる会(東京)の東北支部は3日、宮城県の仙台湾沖で模擬の自然葬を営んだ。
 仙台市を中心に16人が参加した。チャーターした船に乗って松島町の松島海岸を出港。カキ養殖棚や観光船航路のない湾外で船を止め、遺族代表や立会人のあいさつ、散骨、黙とうといった儀式を確認した。
 模擬の遺骨として、陶芸用の骨灰を水に溶ける紙袋に入れて用意。供え物の花と一緒に海に投げ入れた。
 進める会は1991年から約4000人の自然葬を実施。東北支部でも150人の人生のエンディングを見送った。自然葬を明文化し、自由な葬送方法を選択できるとする「葬送基本法」(仮称)の制定を会は目指している。
 東北支部の会員は約400人。支部長の金子忠政さん(62)は「『自然に返りたい』『経済論理ではない形で弔ってもらいたい』と願う人たちは増えており、より深い理解につなげたい」と話した。


関連ページ: 宮城 社会

2017年06月04日日曜日


先頭に戻る