宮城のニュース

学校の事件解明「第三者委」考えるシンポ

第三者委調査の現状と課題を考えたシンポジウム

 学校内での事件事故を検証する「第三者委員会」の在り方を考えるシンポジウム「あの日子どもたちに何があったのか」(学校事件・事故被害者全国弁護団主催)が3日、仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城であった。専門家や遺族ら約80人が参加した。
 2011年にいじめを苦に自殺した大津市立中2年の男子生徒を巡る第三者委に参加した横山巌(大阪弁護士会)、渡部吉泰(兵庫県弁護士会)両弁護士らが問題提起した。
 横山氏は「第三者委の使命は事実解明が第一。事実の前提がなければ再発防止につながらない」と強調。渡部氏は「調査には被害者にどんな人権侵害があったかを整理判断する専門的な視点が重要だ」と述べた。
 東日本大震災津波で子を亡くした石巻市の大川小と私立日和幼稚園(休園中)の遺族も講演した。大川小3年の長女を失った只野英昭さん(46)は、市設置の事故検証委の聞き取り調査に偏りがあったと指摘。「事実が曖昧になるような形だけの第三者委ならいらない。一番真実を知りたい遺族の提案を受け入れずに、意味のある検証はできない」と訴えた。


関連ページ: 宮城 社会

2017年06月04日日曜日


先頭に戻る