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<わたしの道しるべ>孤立防ぐ復興モデルを

◎東北工大准教授 新井信幸さん(45)=仙台市太白区

 2009年から東北工大で准教授を務めています。専門は建築計画です。東日本大震災発生後、仙台市太白区のあすと長町仮設住宅に通い、被災者のコミュニティーづくりを支援してきました。
 大学院時代、首都圏の公団住宅を研究フィールドに、コミュニティーで住民が孤立しないための方法論を学びました。「知識を生かすのは今」。そんな使命感が仮設通いのきっかけです。
 昨年10月にNPO「つながりデザインセンター・あすと長町」を設立しました。外部の支援団体の協力を得て喫茶店や編み物教室などのイベントを企画。被災者が最低週1回、顔を合わせる場をつくりました。
 行政や自治会主体のイベントは参加者が固定化しがちです。多様な主催者が参画することで「ゆるやかなつながり」をつくり、孤立を防ごうと考えました。
 今年2月、熊本地震で被害を受けた熊本県益城町の被災者を対象に勉強会を開き、あすと長町の取り組みを紹介しました。あすと長町で培った東北発の「孤立を防ぐコミュニティーづくり」が、今後の復興モデルになることを望みます。
(日曜日掲載)


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2017年06月04日日曜日


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