山形のニュース

ミサイル発射や不漁 イカ釣り船団不安の船出

「頑張ってこーい」「元気でねー」。乗組員の家族らが見送る中、出港する中型イカ釣り漁船

 日本海を主要な漁場とする中型イカ釣り船団の出航式が3日、山形県酒田港であった。スルメイカの全国的な不漁や北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射という例年にない不安要素を抱える中、集まった船主や家族ら大勢の人が見送った。
 船団は山形、石川両県と北海道の中型漁船13隻で構成する。3日は天候不良のため2隻のみが出航し、4日に8隻が続く。別の港から出港した3隻と海上で合流し、オホーツク海から島根県竹島付近を漁場に来年2月ころまで操業する。
 酒田港近くの山形県漁協本所で開かれた出航式には、乗組員や家族、主催する酒田市職員ら約150人が出席。船団長で第38正徳丸漁労長の佐藤長悦郎さん(67)=鶴岡市=が「漁場が広域で酒田に水揚げするのは容易ではないが、港町が活気を取り戻せるよう貢献したい」とあいさつした。
 北朝鮮の弾道ミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)内に相次いで落下していることを念頭に、「脅威は現実的なものになり、国には安全対策の構築をお願いしたい」と強調した。
 山形県の昨年の海面漁業生産額は36億円。うち中型イカ釣り船によるスルメイカの水揚げは約11億円を占める。


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2017年06月04日日曜日


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