宮城のニュース

<エコラの日々>かみじいのくんしょう

絵・木下亜梨沙

 10年ほど前、仙台市からの依頼で子ども向けに、環境負荷の少ない物を優先して購入するグリーン購入についての紙芝居「かみじいのくんしょう」を作りました。
 主人公のまーちゃんは小さな男の子。トイレットペーパーをぐるぐる引き出していたら、いつの間にかトイレットペーパーにぐるぐる巻きにされ、気が付いたら森の木になってしまっていました。
 ほかの木と一緒に工場に運ばれトイレットペーパーになったまーちゃんはそこで、いっぱい勲章を着けたトイレットペーパーのかみじいと出会います。かみじいは新聞紙やお菓子の箱などに何度もリサイクルされてトイレットペーパーになりました。かみじいの勲章はリサイクルされた紙から作られた証しのグリーンマーク、古紙100%マークなどだったのです。
 まーちゃんはかみじいが紙の命を全うすべくトイレットペーパーになったことに驚き感心しますが、自分は何にもならないままトイレットペーパーとして使われてしまうことに気が付きます。まーちゃんはどうなってしまうのでしょう。
 紙のリサイクルは資源回収などを通して子どもたちにも身近な環境活動です。回収された紙は、再生され新しい紙製品となって私たちの元に帰ってきます。再生紙使用商品には環境ラベル(グリーンマークや古紙パルプ配合率表示マークなど)が付いています。
 買い物の際には環境ラベルや品質表示を確認することで環境に配慮した商品かどうか判断することができます。環境ラベルにはこの他、廃棄の際の分別の目安のためのマークや、製品を作る際に環境に配慮して作られた商品であることを示すものなどさまざまな種類があり、よく確認しておきたいものです。
 グリーン購入では、使い捨てでない、包装が最小限、容器が再使用できる、資源・エネルギーの消費が少ない、化学物質による環境汚染や健康影響が少ない、自然を損なわない、近くで生産されている、フェアトレードのもの、リサイクルされたもの…などを考えながら商品を選びます。
 しかし、一番に考えたいのは必要なものを必要なだけ買うということ。いくら環境に配慮していても、不必要なものをたくさん買い込んではいけませんね。
 紙芝居は仙台市内の図書館や仙台市環境共生課で貸し出しもしているとのこと。まーちゃんと一緒にグリーン購入について学んでいただけたらうれしいです。(ACT53仙台・木下牧子)


2017年06月05日月曜日


先頭に戻る