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食や農次代へ 農家民宿経営者らマルシェ企画

マルシェで販売するピザを作る大森さん(右)

 岩手県遠野市内の農産加工品や手工芸品を集めた「五日市マルシェ きつねの関所」が5月末、同市の遠野みらい創りカレッジで開かれた。近くの五日市地区で農家民宿を営む大森友子さん(55)が中心となって企画し、大勢の市民でにぎわった。
 2回目となった今回は約20店が参加。人形劇や神楽の公演、カラーセラピーもあった。大森さんも自家製ベーコンを載せた天然酵母のピザを提供した。
 大森さんは街道が交わる同地区で鎌倉時代から400年にわたり定期市が開かれていた歴史を踏まえ、マルシェを発案。仲間たちと準備を進め、昨年5月に初開催した。
 2011年3月に釜石市の小学校の養護教諭を辞め、農家民宿に挑戦した大森さん。生きることと切り離せない食や農業の重要性を伝えるため、宿泊客に農産物の収穫や調理を体験してもらっている。
 マルシェは遠野で意欲のある生産者らの存在を若い世代に知ってもらうのも狙い。「古里でなりわいを見つけることへの魅力を感じてほしい」と願う。
 次回は25日に開催する。大森さんは「次代を担う若者を育てることが地域づくりにつながる。『遠野も捨てたもんじゃない、自分も何かできそう』と思ってもらえるよう継続したい」と意気込む。


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2017年06月05日月曜日


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