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広瀬川周辺 もっと緑に 仙台市が条例見直し

広瀬川周辺の環境保全区域のイメージ。赤は特別、黄が第1種、紫は第2種(仙台市提供)

 仙台市は広瀬川周辺の緑化を加速させる。市が定める「広瀬川の清流を守る条例」の規則は住宅などの建築時に土地面積の一定程度を空き地にするよう求めているが、年内に規則を変更。樹木を植えた場合は空き地を狭くできる優遇策を設け、空き地の緑化を働き掛ける。

 青葉区上愛子の柿崎橋から、若林区堰場と太白区根岸町に架かる宮沢橋の間で、岸から原則50メートル内の「環境保全区域」が対象。区域内に植えた樹木の高さに応じ、枝や葉など真上から捉えた面積を割り増し換算することで、必要な空き地の面積を減らす仕組み。
 景観への影響が大きい河川沿いでは、高さ3メートル以上の「高木」は3倍、1.5〜3メートルの「中木」は2.4倍、1.5メートル以下の「低木」は2.1倍、芝生は1.1倍を割り増しする。
 環境保全区域には特別、第1種、第2種の3類型があり、第1種区域の住宅地は例えば200平方メートルの場合、60平方メートルの空き地が必要だったが、高木1本を植えて約20メートルの生け垣を巡らすと、30平方メートル程度の庭で済むという。
 これまでは建築時に空き地を確保しても、その後に植栽されないケースが目立ち、「現行制度は緑化への動機付けが不十分だ」との指摘が出ていた。
 市広瀬川清流保全審議会長の宮城豊彦東北学院大教授が5月19日、条例の規則変更を求める答申書を奥山恵美子市長に提出。市は規則変更の周知期間を経て、来年度前半に施行する方針だ。
 市河川課の菅野明彦課長は「自然環境の保全に加えて緑の創出を目指す。広瀬川を訪れる人と住民の双方にメリットが感じられるようにしたい」と話す。


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2017年06月06日火曜日


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