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大型イベント目前 悪質客引き取り締まり強化

現行犯逮捕された客引きの男(左から3人目)=5月23日午後9時25分ごろ、仙台市青葉区国分町2丁目(写真の一部を加工しています)

 仙台市中心部を舞台に開かれる東北絆まつり(10、11日)や仙台七夕まつり(8月6〜8日)などを前に、仙台中央署と県警生活環境課は性風俗店やキャバクラの客引き行為「キャッチ」の取り締まりを強化している。東北随一の歓楽街・国分町(青葉区)のイメージ向上を図り、環境浄化と治安維持を狙う。
 「キャバクラどうですか」。5月23日夜、私服姿で警戒中の捜査員が客引きの男(24)を現行犯逮捕した。男は灰色のパーカにジーンズ姿の学生風で「まさか逮捕されるとは」と戸惑いの表情を浮かべ、肩を落とした。
 騒然とする現場の様子を他の客引きらがスマートフォンのカメラで撮影していた。警察の動きを仲間に連絡しているという。直後の国分町から客引きの姿はなくならなかったが、酔客に声を掛ける者はなく、異様な雰囲気が漂った。
 中央署によると、客引き行為による逮捕者数は年約40〜60人で推移しており、2011年以降ほぼ横ばい。取り締まっても付きまとい行為はやまず、いたちごっこが続く。
 客引きはしつこいだけではない。勧められた店で法外な料金を請求されるぼったくり被害や客とのトラブル、たばこやごみのポイ捨ての苦情が同署には毎晩のように寄せられる。
 国分町で働きながら街づくりに携わる会社員山崎輝樹さん(44)は「週末は客引きが特に多く、翌朝のごみの量に驚く。一掃するには客引きに応じないことが大切だ」と呼び掛ける。
 全国から観光客が訪れる大型イベントに向け、中央署は県警本部や市内各署からの応援を受け、パトロールの回数を増やしている。亀山良一歓楽街対策課長(59)は「観光客や地元客が安心して楽しめるよう、取り締まりを強化したい」との考えを示している。


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2017年06月06日火曜日


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