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被災地結ぼう応援職員再結集 鉄人レース出場へ

本番に向け練習に励む松下さん=熊本県天草市

 東日本大震災で被災した宮城県東松島市に全国の自治体から派遣された応援職員らが、トライアスロンチームを結成した。熊本県天草市で11日に開催される「熊本地震復興支援 第32回天草宝島国際トライアスロン大会」に初出場する。職員らは、東北と熊本の二つの被災地の復興と職員同士の連帯を誓い、完走を目指す。
 チーム名は「東松島市派遣職員合同チーム」。2012〜16年度に東松島市へ派遣され、同じ宿舎で暮らしながら復興業務に従事した職員5人が、昨年12月につくった。同一の被災地で同じ思いを持って仕事をした仲間として、任務を終えた後もつながっていこうと機運が高まったのがきっかけという。
 挑戦するのはスイム1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロを選手各1人が担当する「リレーの部」。スイムを井上紀一さん(48)=愛知県瀬戸市=、バイクを本庄剛三さん(60)=京都市=、ランを松下智幸さん(47)=天草市=が担う。
 コーチの酒井敦さん(47)=東京都中野区=、マネジャーの木原玄子(もとこ)さん(41)=熊本市=が大会当日、選手をバックアップする。
 東松島市への派遣を終えた後の昨年10月、42歳の若さで亡くなり、「今も当時の派遣職員みんなの精神的な支柱」(松下さん)となっている松山市職員西内荘人(まさと)さんを監督とし、共に抱いた復興への思いを胸に参加する。
 職員らはそれぞれ、派遣元に戻って練習に取り組み、大会本番に臨む。15年度から2年間、東松島市で防災業務に携わり、現在は天草市教委生涯学習課に勤務する松下さんは「現在も東北や熊本では多くの応援職員が働いている。完走することで、同じ志を持ちながら被災地で頑張る職員の人たちにエールを送りたい」と張り切っている。


2017年06月06日火曜日


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