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<あんぽ柿>GI申請へ 風評被害払拭目指す

報告会で試食用に提供されたあんぽ柿とあんぽ柿のタルト

 ふくしま未来農協(福島市)は、管内の福島県伊達市特産の干し柿「あんぽ柿」について、地域産品をブランドとして保護する「地理的表示保護制度(GI)」の登録を目指し、今月中に農林水産省に申請する見通しだと明らかにした。
 農協などでつくる「伊達地方あんぽ柿連絡協議会」として「伊達のあんぽ柿」の名称で申請。早ければ来年3月に登録が決まる見込みで、東京電力福島第1原発事故の風評払拭(ふっしょく)に生かす。
 申請見通しは、地元生産者らによる「がんばっぺ!!あんぽ柿協議会」が5月末に市内で開いた活動報告会で公表された。農協によると、申請する産地は伊達市と国見、桑折両町など。
 あんぽ柿は原発事故直後、出荷できなくなった。除染や放射性物質濃度検査の徹底などで、伊達市の2016年度の生産量は1150トンと、原発事故前の10年度(1500トン)の76.7%まで回復した。
 地元はGI登録をばねに海外輸出も視野に入れる。15年7月の設立以来、統一パッケージ開発などブランド化に取り組んできた「がんばっぺ−」の宍戸里司会長(65)は「出荷量を事故前に完全に戻したい」と話した。
 関係者ら約50人が参加した報告会では、あんぽ柿を使ったタルトの試食や、あんぽ柿のキャラクターを主人公にした絵本の朗読が行われた。


2017年06月06日火曜日


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