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<イクスカ>誰のスカ?記名式のススメ

拾得物のICカード乗車券。見つかった場所や日時が台紙の裏に記されている=仙台市交通局忘れ物センター

 仙台市の地下鉄やバスの車内、地下鉄駅構内で、1日平均約14枚のICカード乗車券の落とし物があることが7日、分かった。うち10枚超が市交通局の「イクスカ」という。同局は紛失時に備え、電話番号を登録できる記名式イクスカへの切り替えを利用者に勧めている。

 市交通局によると、4月のICカード乗車券の拾得数は計421枚で、うちイクスカが計318枚と75.5%を占めた。駅の改札付近で拾われるケースが目立ち、「ポケットに入れたつもりで落とす人が多い」と分析している。
 イクスカの発行数は4月に累計50万枚を突破。拾得物が集約される地下鉄仙台駅構内の忘れ物センターで勤務する橋沼養一さん(65)は「発行数増に伴い、落とし物になるイクスカも急増している」と話す。
 イクスカには記名式と無記名式があり、記名式を選んで発行時に電話番号を登録すれば、拾得時に忘れ物センターから連絡してもらえる。無記名式は名乗り出た場合のみ、使用履歴と申告を照合した上で返却される。拾得から3カ月が経過すると廃棄される。直近では、昨年11月中旬からの1カ月間に拾われ、落とし主の見つからなかった無記名式67枚の約6万円分は、使用されないまま4月に処分された。
 市交通局によると、4月に拾得されたイクスカのうち、約18%が無記名式という。無記名式から記名式への変更は自動券売機で可能で、橋沼さんは「手元に戻る可能性が高い記名式にしてほしい」と呼び掛ける。
 イクスカは2014年12月から地下鉄南北線で使用を開始。15年12月からは、地下鉄東西線や市と宮城交通のバスでも使えるようになった。16年3月にはJR東日本発行の「Suica(スイカ)」との相互利用も始め、こうした他社カードの落とし物もある。


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2017年06月07日水曜日


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