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<釜石山林火災>被害額7億4500万円

焼け焦げた木々が一面に広がる山林火災の現場=5月24日(岩手県提供)

 釜石市平田で5月に起きた大規模山林火災で、市と岩手県、釜石地方森林組合でつくる林地再生対策協議会の初会合が6日、市内であった。焼失面積は413ヘクタール、森林被害額は7億4500万円に上るとの被害状況が報告された。
 被害林のうち私有林は266ヘクタールで全体の6割超。所有者32人の被害額は4億9600万円だった。県有林は102ヘクタール、市有林は45ヘクタール。樹種別ではスギが180ヘクタールで最多だった。
 協議会は今月下旬に所有者説明会を開き、再造林に関する意向を確認する。その結果に基づいて復旧計画を作り、10月にも燃え残った木の伐採や植林に着手する。
 ただ枝葉が焼失した樹木は倒木時の勢いが強く、伐採には危険が伴うという。消火に大量の海水を散水したため、植林には塩害の懸念もある。
 森林組合の久保知久組合長は「火災後の伐採木には買い手の付かない場合が多い。木の処分も課題になる」と話した。
 山林火災は5月8日に発生し、同15日に鎮圧を確認。市は県などと共同で被害状況を調べていた。


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2017年06月07日水曜日


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