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<松くい虫>松島34%減も高水準続く

 宮城県は、2016年度の松くい虫による被害状況をまとめた。県全体の被害量は1万3700立方メートルで、前年度比17%減。被害が深刻な松島も34%減ったが、東日本大震災前の2倍近い水準は続いており、県は今後も対策を強化する。
 震災で十分な防除ができなかった12年度から県全体の被害量は増加傾向だったが、15年度後半に追加で実施した薬剤の樹幹注入や伐倒などの対策が効果を発揮した。気候条件が、被害が伝染しやすい高温多雨でなかったことも、拡大の抑制につながったとみられる。
 松島では景観対策として、枯死から1年以上が経過したマツ2100本を切り倒すなどの事業を進めた。被害量は15年度の9356立方メートルから6140立方メートルに減少したが、10年度(3164立方メートル)を大きく上回っている。
 本年度、県は被害量を1万3000立方メートルまで減らす目標を設定する方針。松島を中心に薬剤の散布や樹幹注入などの対策を講じるほか、松くい虫に抵抗性のあるマツの植栽も本格的に始める。


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2017年06月08日木曜日


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