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<仙台市長選>新人4氏の争いか 政党対決の様相

 任期満了に伴う仙台市長選(7月9日告示、23日投開票)は9日、告示まで1カ月となった。2期目の奥山恵美子市長(65)が引退表明し、新人4人が争う構図がほぼ固まった。際立った争点がなく、政党対決の様相が濃くなる中、4人が政策で違いを打ち出せるかどうかが焦点になる。
 立候補を予定しているのは、表明順に元衆院議員大久保三代氏(40)、会社社長菅原裕典氏(57)、元衆院議員林宙紀氏(39)の3人。衆院議員郡和子氏(60)=比例東北=も9日に正式表明する見通しだ。
 菅原氏は村井嘉浩宮城県知事ら複数の政治関係者や、地元経済人有志でつくる「仙台の未来を考える会」から立候補要請を受けた。自民党仙台市連は6日に菅原氏の支持を決定。市議会に会派横断の「支援する市議の会」を発足させる方針も決め、公明党などに参加を呼び掛ける。
 郡氏は民進党県連の国会議員や県議、市議でつくる候補者選考委員会が擁立方針を決定。共産、社民両党や、郡氏に立候補要請した市民団体「私たちの市長を選ぶ仙台市民の会」と連携し、幅広い市民の結集を目指す。
 次期衆院選宮城2区の民進公認候補に内定していた林氏も選考委メンバーだったが、選考方法を巡る意見の相違で離党を決意し、無所属での立候補を表明。党は公認を取り消した。高校の同窓生らに支援の動きがあるほか、民進支持層や保守層に一定の支持があり、菅原氏と郡氏の選挙戦略に影響を与えそうだ。
 立候補に意欲を示していた前市長梅原克彦氏(63)は、6日に断念を決めた。「保守サイドの分裂を避けるため」と説明し、市長時代に同氏の支援組織幹部だった菅原氏への一本化を選択した。
 過去の市長選で影響力を示してきた市役所組織は、今のところ静観している。奥山氏は5日の定例記者会見で、特定の候補者を支援する判断材料として、現市政の方向性との整合性や自身の選挙を支援したかどうかを挙げ、「市民協働を重点に据えてくれる人が望ましい」との考えを示した。


2017年06月09日金曜日


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