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登米市長「新庁舎建設せず」議会に所信

 4月に就任した登米市の熊谷盛広市長は8日、同日開会の6月定期議会で所信表明を行い、「市役所の新庁舎は建設しないと判断した」と庁舎建設問題への方針を議会に初めて示した。
 熊谷市長は4月にあった市長選で、前市長が掲げた「3カ所に分散する本庁機能を1カ所に集約した新庁舎を建設する」という構想の撤回を訴えた。5月の記者会見でも「白紙撤回の方針で決定する」と述べていた。
 所信表明の中で、建設しない理由に「市民から分庁舎方式に特段の不便を感じていないという声があり、庁舎建設のほかに優先すべき事業があるとの意見もあった」ことを挙げ、「総合的に勘案した結果、分庁舎方式を継続する」と説明した。
 さらに、市内各地域の特色を生かした振興を図るため、9カ所の総合支所に「権限と財源を与えることを検討する」ことも明らかにした。医療問題に関しては、「東北大、東北医科薬科大とのパイプを大切にし、公設の診療所、開業医院を問わず一人でも多くの医師を招聘(しょうへい)できるように取り組む」と訴えた。招聘の具体的な方策は示さなかった。
 最後に「政策課題にスピード感を持って対応する」ことを強調した。


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2017年06月08日木曜日


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