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<汚染廃処理>堆肥化実験概要説明 異論出ず

 東京電力福島第1原発事故による放射性物質で汚染された国基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の廃棄物の処理を巡り、宮城県栗原市は8日、市が同市栗駒で開始予定の堆肥化の検証実験に関する地元説明会を現地で開いた。住民から異論は出ず、市は近く事業を始める。
 実験場所となる休耕田近くの住民10人が参加。汚染牧草を材料にした300ベクレル以下の堆肥を散布して新たに牧草を栽培し、放射性物質の移行具合を調べる実験の流れなどを市の担当者が説明した。
 堆肥化のメカニズムを尋ねる参加者もいたが、反対意見はなかった。「焼却処分は放射性物質の飛散の恐れがある。実験を進め数値で安全性を示してほしい」と堆肥化に理解を示す声も上がった。
 市は焼却やすき込みといった他の手法の特徴を整理し、堆肥化と比較する調査も併せて実施。冬前にも処理方法を決める方針。


2017年06月09日金曜日


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