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<トップに聞く>研修と宿泊 相乗効果

河野貴輝(かわの・たかてる)慶大卒。伊藤忠商事勤務を経て、00年イーバンク銀行(現楽天銀行)設立に参加。05年TKPを創業し現職。44歳。大分市出身。

 貸会議室大手のTKP(東京)は2018年秋、JR仙台駅東口に同社として東北初となるホテルで、会議室を併設した「アパホテルTKP仙台駅北」を開業する。同社は05年に始めた会議室ビジネスを拡大させ、売上高は当初の100倍超の約220億円。ホテル事業でさらなる成長を目指す創業者の河野貴輝社長に展望などを聞いた。(聞き手は報道部・山口達也)

◎TKP 河野貴輝社長/売上高と収益性向上狙う

 −ホテル事業を強化する理由は。
 「訪日外国人旅行客の増加などもあり、どのホテルも満杯状態だ。企業が貸会議室を利用して社員研修などを実施しても、宿泊場所の確保が難しくなっている。会議室をホテルと併設させれば宿泊場所を探す手間が省ける」
 「アパホテルTKP仙台駅北は全国で4カ所目となり、他に6カ所で建設が決まっている。ホテル事業は収益性が高い。さらに増やしていく」

 −仙台や東北での事業展望は。
 「仙台は東北一の都市だけに需要も高い。アパホテルTKP仙台駅北が加われば、貸会議室の利用度も高まるはずだ。仙台支店の売上高はホテル開業後、2倍超を見込んでいる」
 「東北では八戸、盛岡、秋田、郡山の4市で5カ所の貸会議室を持ち、いずれも地元のホテルと併設している。ホテルと組むことで会議室の稼働率が上がる。今後、他の都市に進出する場合もホテルとの共同化になる」

 −将来のビジネスモデルをどう考えているか。
 「ホテル以外に温泉旅館を買収し、運営している。平日は企業研修用、土日と祝日は旅行者用と差別化している。当初は会議室運営だけだったが、宿泊、食事などを組み合わせ、一般消費者向けにも事業を拡大させていきたい」


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2017年06月09日金曜日


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