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<仙台中学生自殺>生徒「死んでも誰も悲しまない」

自殺した男子生徒が通っていた仙台市青葉区の折立中

 いじめ被害を訴えていた仙台市青葉区の折立中2年の男子生徒(13)が4月に自殺した問題で、男子生徒が同級生に「僕が死んでも誰も悲しまない」などと打ち明けていたことが8日、市教委が公表した全校生徒アンケートで分かった。約2割が男子生徒へのいじめを「見聞きした」と答え、新たに8件のいじめが疑われる事案も明らかになった。
 アンケートは5月2〜19日に実施し、全校生徒258人中251人が回答した。回収率は97.3%。うち55人が男子生徒へのいじめとみられる出来事を具体的に書き込んだ。
 新たにいじめが疑われる事案は(1)同級生から「死ね」と言われた(2)「別の中学校に行け」と言われた(3)集団で囲まれ、悪口を言われた(4)机に「臭い」と書かれた(5)菌扱いされていた(6)消しゴムのかすを頭に乗せられた(7)集団による仲間外れ(8)陰口−の8件。
 男子生徒が帰宅途中、「死にたい。死んでも誰も悲しまない」と話したとする記載があった。今年2月に教室で転倒し、骨折した件は「自分で転んだ」「(同級生が)足を出して転ばせた」と相反する回答もあった。
 遺族関係者によると、遺族は7日午前、校長から今回の公表内容を示された。遺族側は削除された回答があるとして、公表するよう求めたが、聞き入れられなかったという。
 遺族側に事前に示されていたアンケートには骨折について「(同級生が)アキレス腱(けん)を伸ばすようにして足を掛けた」との記載や、男子生徒が保健室で「けんかの責任を押し付けられると養護教諭に相談していた」との回答もあったという。
 回答の一部を非公表とした市教委の判断について、遺族関係者は取材に「都合の悪い情報を隠そうとしている」と批判した。


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2017年06月09日金曜日


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