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震災月命日に営業「カメレオン食堂」で復興応援

カメレオン食堂の開店に向けて打ち合わせをする原田さん(左)とメンバー

 東日本大震災の復興に役立ちたいと宮城県石巻市に移住した若者らが、人と人がつながる場として月1回開く飲食店「カメレオン食堂」を企画した。11日、石巻市中央2丁目の仮設型商業施設「橋通りCOMMON(コモン)」のシェアレストランで初めて営業する。来月以降も震災の月命日に合わせ、テーマを変えて食と集いの場を提供する。
 4月に石巻市の社会福祉法人に就職した原田優香さん(23)=京都府宇治市出身=が発案。毎回メニューを変えるため、店名は環境で体を変色させるカメレオンにちなんだ。初回は原田さんの故郷の抹茶や茶そば、生ふのみそ田楽などを販売する。
 企画には原田さんがボランティアなどで知り合った男女3人が協力。毎月のテーマを考えたり、余興で会場を盛り上げたりして来店者同士の交流を深めてもらう。営業は午後6時〜午後11時。
 原田さんは佛教大社会福祉学部1年だった2014年2月、バスツアーで初めて岩手、宮城、福島の被災3県を訪問。それが転機となり、在学中は石巻の水産加工品などを仕入れてイベントで販売し、就職先は被災地を選んだ。
 カメレオン食堂は、友人が京都で毎月11日に開店する「きっかけ食堂」をヒントにした。同食堂は震災の記憶を風化させないよう、東北の食材や地酒を来店者に提供している。
 食のテーマを変えるカメレオン食堂では、7月はサイパン出身のメンバーが島国料理を提供する予定。8月は京都のきっかけ食堂とのコラボレーションを検討しているという。
 原田さんは「移住者や石巻の人が気軽に集まり、食事やお酒で楽しく過ごせる場にしたい」と来店を呼び掛けている。


2017年06月09日金曜日


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