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<わたしの道しるべ>「漁業者のため」最優先

◎漁師 赤間広志さん(68)=宮城県塩釜市

 松島湾でワカメやコンブの養殖、アカモクの採取をしています。30年前、養殖したコンブを加工し「おでんコンブ」として販売しました。今で言う「6次化」の先駆けでした。
 東日本大震災で水産業の見方が変わりました。震災の最大の被災者は漁業者です。「原料供給者である漁業者のなりわいの再生が復興の最優先である」と強い意識を持っています。
 「全ては漁業者のために」をモットーに、宮城海区漁業調整委員を務めています。漁業者が豊かになれば水産業全体が豊かになると確信しています。
 1989年に設立した水産加工会社では現在、社員15人のうち5人が20〜30代の若者です。水産業は担い手不足が深刻。若手を積極的に受け入れ、浜を活気づけたい。
 漁業に就いて50年。大小の津波を経験してきました。漁業は自然装置産業です。仕事上、津波は宿命と言えます。畏敬の念を抱きながら海そのものに接する。これからも私の生きざまは変わらないでしょう。


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2017年06月11日日曜日


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