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<仙台市長選>東北のけん引役を期待

◎県内・東北5市首長アンケート(上)資質・役割/「指導力」が最多7割

 仙台市長選(7月9日告示、23日投開票)を前に、河北新報社は仙台市を除く県内34市町村長と東北5県の県庁所在地市長の計39人を対象に、仙台市政に関するアンケートを実施した。次の仙台市長には「指導力」を期待する首長が最も多く、市長選で重視する政策は「地域経済活性化」がトップだった。(仙台市政取材班)

 次期市長に必要な資質を11の選択肢から三つ選んでもらったところ、「指導力」(68.6%)、「行動力」(45.7%)、「政策立案能力」(42.9%)が挙がった。優先順で1番目に上がったのは「指導力」(45.7%)が最も多く、「政策立案能力」(22.9%)、「調整能力」(8.6%)が続いた。
 自由回答の「その他」には「東北全域への心配り」(小野寺晃彦青森市長)、「バランス感覚」(菅原茂気仙沼市長)、「民間のセンス」(須田善明女川町長)があった。
 各首長からは「東北全体のけん引役として指導力を発揮してほしい」(県北部)との意見が相次いだ。谷藤裕明盛岡市長は「東北の各都市と協力し、東北全体の振興につながるよう活躍することを期待している」と要望。「即戦力」(佐藤昭塩釜市長)を求める声もあった。
 市長選で重視する政策を14の選択肢から三つ選ぶ質問では、「地域経済活性化」が60.0%で最多。「広域連携」(54.3%)、「子育て・少子化対策」(31.4%)、「震災復興」(28.6%)、「観光・インバウンド推進」(同)も多かった。その他に「将来ビジョン」もあった。
 優先順では「地域経済活性化」(37.1%)がトップで、「震災復興」(17.1%)、「子育て・少子化対策」(14.3%)と続いた。
 仙台市への期待や要望に関する自由回答では、「東北全体につながる経済の活性化と、可能性を秘めた観光・インバウンドの推進に期待したい」(県南部)など、周辺、他地域への目配せを望む意見が目立った。
 滝口茂柴田町長は「仙台市と町村との交流機会がほとんどない」と指摘。観光を柱としたまちづくりを進める上で「消費都市、仙台市との連携を抜きにした政策展開は考えられない」として連携強化を求めた。

<調査の方法>5月、仙台市を除く県内34市町村長と東北5県庁所在地市長の計39人を対象に実施。調査票を郵送かメールで配布し、全員から回収した。秋田市、福島市、川崎町、山元町の4首長は全項目無回答のため集計から除外した。有効回答率は89.7%。


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2017年06月09日金曜日


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