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<楽天>松井裕 最速20セーブ

9回東北楽天1死一塁、小窪を併殺打に打ち取りガッツポーズする松井裕(庄子徳通撮影)

 東北楽天が広島とのリーグ首位対決に勝ち越した一戦。最後のマウンドには松井裕がいた。九回1死一塁、小窪を6−4−3の併殺に打ち取り、今季20セーブ目を挙げると、力強くガッツポーズした。
 セーブ機会での登板20度全てでセーブを記録し、防御率は0.32。「いい場面で投げさせてもらっているだけ。あとは運」と本人は謙遜するが、まさに「守護神」の働き。この試合も八回に藤田の勝ち越し打が出ると、九回にマウンドへ上がった。
 走者を背負っても崩れない松井裕の真骨頂は先頭の新井に四球を与えた無死一塁から。強打のバティスタを高めへの145キロ直球で空振り三振に切って取ると、続く小窪は外角への緩い変化球で狙い通りに遊ゴロ併殺に仕留めた。
 高卒2季目の2015年に抑えになって33、30とセーブを重ねた。今季の20セーブ到達は自己最速だ。支えはワールド・ベースボール・クラシックの戦いを経た精神面のタフさ。「世界の舞台で投げてきたからいきなり『行け』と言われても動じない。前はルーティンをこなしてからでないと落ち着かなかったのに」と、森山投手コーチは目を細める。
 目標の40セーブ到達に向け、21歳は「このまま失敗なく投げればいける」。チームを再浮上の流れに乗せた守護神は言葉も力強かった。(金野正之)


2017年06月13日火曜日


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