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<主砲の一ゲキ 山崎武司>投打に好調続く/前半戦しっかり勝利を

山崎武司氏

 イーグルスOBとして、今まで辛口のエールを送ってきたが、今回ばかりは褒めることしかできない。ここ何試合かペースダウンしてきたとはいえ、54試合を終えて37勝17敗(11日現在)の貯金20。強さが本物かどうかと言う意味では、だいぶ信ぴょう性が出てきた。何より3連敗が1度だけ。今のチーム状態には文句をつけるところがほぼない。開幕前の順位予想は5位だったが、こうなってしまうと3位以内は確実だと思う。
 福山、ハーマン、松井裕の救援投手陣も頼もしいが、特に打線がいい。早い回に大量点を取ってしまうから、相手打線は反撃を諦める。結果的に投手は楽に投げられるから大勝も多い。しばらくは、この先手必勝で得点してから、自慢の救援陣で逃げ切る形で戦えばいい。
 打線の中でも、茂木が安定して力を発揮しているのが大きい。今季は最終的に打率3割以上、20本塁打以上は期待できる。ペゲーロは、変化球を狙って本塁打にできているのを見ても、日本の投手の配球を理解している。ウィーラーも5月に10本塁打で調子を上げてきたが、いい場面での価値ある一本が目立つ。銀次、島内、岡島と相手投手にしたらいやらしい打者が続く打線も機能している。
 これだけ勝っているから梨田監督も自在に采配を振れる。5月31日の巨人戦は、茂木、島内、岡島ら主力級の多くを休ませた先発オーダーを組んで勝ってしまった。新人の田中のような伏兵が出て勝った試合もあった。
 これからはけが人が怖い。則本が8勝、美馬が7勝、岸が4勝と頑張っているだけに、先発陣に離脱者が出ないようにしてほしい。それに松井稼や今江のベテランがもっと存在感を発揮してくれればチームとしては助かる。
 約90試合残して、2位ソフトバンクと1.5ゲーム差で競り合っている。貯金がたくさんあるからといって、この先は勝率5割ペースでいい、という戦いを今後してしまったらいけない。ソフトバンクに置いていかれてしまう。
 まずは残りの交流戦、7月中旬のオールスター戦までのリーグ前半戦をしっかりと勝ち続けられるかが大事になる。(元東北楽天選手)


2017年06月13日火曜日


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