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漆紙文書に7人の姓 多賀城で遺跡発掘速報展

イノシシ形の素焼き。前足の白い部分は補修されている

 多賀城市内にある遺跡の2016年度発掘調査の成果を紹介する速報展が、市埋蔵文化財調査センターで開かれている。7月末まで。
 市川橋遺跡から出土した漆紙文書は、赤外線写真から「丈部(はせつかべ)」「矢作部(やはぎべ)」などの姓を持つ7人の名前が判明し、戸籍関連の遺物とみられている。その上層から出土した10世紀初頭の灰白色(かいはくしょく)火山灰も展示され、手で触ることができる。
 内館館跡(うちだてたてあと)からは、中世のものとみられるイノシシ形の素焼きが見つかった。体長7センチほどで牙などが写実的に刻まれている。
 会場には市が調査した46件のうち10カ所(県調査分1カ所含む)について、出土遺物174点や文字・写真パネル67枚で紹介している。
 24日午後1時半からは、遺跡調査報告会が市民活動サポートセンターであり、発掘担当者による説明と質疑応答がある。速報展も報告会も無料。連絡先は市埋蔵文化財調査センター022(368)0134。


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2017年06月14日水曜日


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