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週休2日を入札参加要件に 宮城県発注工事

 宮城県は建設作業員の週休2日制を入札参加資格の要件とする県発注のモデル工事を、今月から実施する。労働環境の改善を促して若手技術者の確保を図り、少子高齢化に伴う人材不足を解消するのが狙いだ。
 モデル工事は大崎市、栗原市など内陸部の県土木事務所で入札を予定する計4件。年度内に完了できる工事として道路改良や舗装補修を選定した。
 受注者は土日祝日休みの完全週休2日を原則として実施工程表を作成する。工事状況や天候によっては4週8休の範囲内で別の日への振り替えも可能。休日取得の達成率に応じ、業者の等級格付け基準となる工事成績の「創意工夫」と「地域貢献」で加点する。
 国などによると、全国の建設業で昨年の月平均労働時間は171.3時間に達した。全産業平均より27.6時間多く最長。月平均出勤日数も21.0日で、全産業平均を2.4日上回る。
 県内の建設業従事者は2015年で約11万3000人と、20年前に比べて約2万4000人減少した。年齢構成は29歳以下が約1割にとどまる一方、55歳以上が3割を超える。
 週休2日制などを盛り込んだモデル工事は、県が昨年策定した新・みやぎ建設産業振興プランに基づく試み。県は受注業者にアンケートを実施し、結果を検証して来年度以降の工事に反映させる。女性技術者の登用を参加要件にした発注工事も年度内に試行する。


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2017年06月14日水曜日


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