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仙山線物語始まり始まり 80周年で紙芝居

紙芝居「鉄太の仙山線物語」を初上演する劇団ひろせのメンバー=広瀬市民センター

 JR仙山線が今年開業80周年を迎えるのを記念し、仙台市青葉区西部の沿線住民で構成する「劇団ひろせ」が仙山線の魅力を描いた紙芝居を作り、上演を始めた。メンバーは「仙山線の多彩な側面に光を当てながら小学生にも分かるよう工夫を凝らした」と話す。
 「鉄太の仙山線物語」と題した紙芝居はA2判変型22枚。家族で仙山線に乗った鉄太少年が、蒸気機関車(SL)の機関士だった祖父や乗り合わせた客に路線の歴史を教わる筋立てだ。
 仙台高専の安藤敏彦准教授(53)が脚本を、鉄道スケッチ画が趣味の公務員鈴木典宏さん(41)=仙台市青葉区=と劇団ひろせのメンバー7人が絵を担当。3年がかりで完成させ、5月末に市広瀬市民センターのイベントで披露した。
 劇団ひろせは同センターの講座「ひろせ芝居塾」の受講生有志が2010年に結成。地域の宝を題材にした紙芝居を制作、上演し、今回が4作目となる。
 仙山線は1937年11月、面白山トンネルを挟む作並−山寺間が開通し、宮城、山形両県の全線がつながった。57年、国内で初めて交流電化の営業運転を始め、その技術や知見は64年の東海道新幹線開業の基礎にもなった。
 紙芝居はSLが向きを変えた作並駅の転車台の役割や、架台の高さが約40メートルと全国一の第2広瀬川橋りょう(熊ケ根鉄橋)の威容を伝える。これら鉄道施設群が土木学会の2014年度選奨土木遺産に認定されたことにも触れる。
 劇団ひろせの滝原晃代表(70)は「身近な鉄路に幅広い世代が目を向けるきっかけになればいい」と語る。土日祝日を中心に上演依頼に応じる。連絡先は劇団ひろせ090(1376)9804。


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2017年06月14日水曜日


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