宮城のニュース

<内陸地震9年>紙芝居で記憶継ぐ 児童に読み聞かせ

岩手・宮城内陸地震を題材にした紙芝居に見入る児童

 岩手・宮城内陸地震を題材にした紙芝居「白い神馬」の上演会が14日、宮城県栗原市一迫小(児童288人)であった。物語を通じて大災害の記憶を子どもたちに受け継ごうと、地元有志でつくる「いちはさま紙芝居一座」が企画した。
 白い神馬は2010年制作。大地震で土砂にのまれた栗駒山の守り主の白馬「シロ」が力を振り絞って地上に飛び出し、山を再生させるまでを描いた。文章は一座の座長高橋千賀子さん(71)が、絵は河北美術展参与の洋画家菊地義彦さん(86)が手掛けた。
 この日は2年生全46人を前に高橋さんが朗読した。シロが力強く山を駆け上がり、崩れた道を復旧させる場面が読み上げられると、子どもたちは真剣な表情で聞き入った。
 藤原京汰君(7)は「頑張るシロがすごいと思った。地震のことはおばあちゃんから聞いていたけど、きちんと知りたいと思った」と話した。高橋さんは「発生から9年たち、地震を体験していない児童は多い。当時の出来事に少しでも思いをはせてもらえれば」と話した。


関連ページ: 宮城 社会

2017年06月15日木曜日


先頭に戻る