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<認知症>不明者の情報メール送信

 高齢者の見守り体制の充実に力を入れている宮城県岩沼市が、認知症高齢者が行方不明になった場合に備え、捜索協力者に登録した市民に不明者情報をメールで送信し、早期発見と保護に力を貸してもらう「iあいメール」事業を始めた。市は市民から捜索協力者を募ると同時に、行方不明になる可能性がある高齢者の登録を呼び掛けている。
 捜索協力者への登録は、市ホームページに記載のQRコードを読み取るなどすればできる。認知症高齢者が行方不明になり、家族から岩沼署や市に届け出があると、市から協力者にメールが配信され、行方不明者を捜す仕組みだ。
 行方不明になった日時や場所、年齢、性別、服装などの情報が含まれ、家族が同意すれば不明者の写真も添付される。
 認知症高齢者を介護している市民が、事前に行方不明になる可能性があるとして登録すると、手続きがスムーズになる。市介護福祉課で開庁時間に受け付けている。
 市内の高齢者数は3月末現在で1万796人で高齢化率は24.4%と、いずれも年々増加。昨年度の要支援を含む要介護認定者は1930人で、このうち約6割に何らかの認知症の症状があるとされる。
 菊地啓夫市長は「万が一の場合、地域住民の目を借りて高齢者を守り、市内に安心感を醸成していきたい」と話す。


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2017年06月16日金曜日


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