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<阿武隈急行>車両更新前倒し 18年度に

乗客減が続く阿武隈急行。新たな需要の取り込みが課題だ=角田駅

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(伊達市)は、2022年度から実施を計画していた車両更新を、18年度に前倒しする検討に入った。国に車両整備事業の国庫補助を打診しており、今後協議を進める方針。両県と沿線5市町は、早ければ18年度当初予算に負担額の費用を計上するとみられる。
 車両更新は18年度に2両(1編成)を想定し、4億数千万円が見込まれる。国庫補助は3分の1の見通しで、申請が認められれば残る3分の2を会社と関係自治体が負担する。
 現在の稼働車両は18両。1988年の全線開業から約30年間、修理で対応してきた。車両更新は22年度から順次、進める予定だったが、老朽化が著しいため、「喫緊の課題」(千葉宇京社長)として着手の時期を早める。
 これまでレールや枕木、橋などの補修は国庫補助のほか、会社が5分の1を負担。残りを両県と、沿線市町が利用者割合などを勘案して支出してきた。同社は累積赤字が10億3207万円に上り、車両更新費の捻出は厳しい状況にある。
 今後、両県と沿線5市町を交え、更新費用の負担割合や更新台数、19年度以降のスケジュールなどの協議を加速させる方針。


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2017年06月16日金曜日


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