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<ホストタウン>岩手の市町村 五輪無関心?

 2020年東京五輪・パラリンピックの「ホストタウン」は市町村の手上げ方式だが、岩手県から名乗りを上げたのは今のところ盛岡市のみにとどまる。県民は五輪に無関心? それとも−。
 岩手では昨年「いわて国体」が開催された。19年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は釜石が会場の一つ。県は本年度、文化スポーツ部を新設するなどスポーツ行政に本腰を入れ始めた。
 それだけに県スポーツ推進課は「東日本大震災からの復興五輪ということもあり、海外に恩返しをしたいと考えている自治体は多いはず」と今後に期待する。
 ホストタウン登録を検討している市町村もあるというが、5月の4次登録でも手を挙げる自治体は現れなかった。
 国体でラグビーなど5種目の競技会場になった八幡平市は「前年度は国体に集中せざるを得ず、同時進行で五輪に対応するのは難しかった。ようやくスタート地点に立った状態」。登録に向けて関係国と調整を進めている最中だという。
 盛岡市の場合はカナダ・ビクトリア市と姉妹都市を締結し交流してきた実績もあるが、雫石町は「海外に姉妹都市がなく、相手国が定まらない」と語る。
 沿岸の被災自治体は「復興事業が多忙で機運が高まらない」(陸前高田市)が、一方で「震災後に海外から支援を受けた縁もある」(同)と模索を続ける。
 県は今後、市町村にホストタウンの先行事例を紹介しながら意向や要望を聴き取る方針。県スポーツ推進課は「国体を終えてスポーツを身近に感じる県民が多い今こそ、市町村に登録を呼び掛けたい」と話す。


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2017年06月16日金曜日


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