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8年後のあなたへ 役場に未来ポスト設置

園児がデザインした「未来ポスト」。8年後に届ける手紙を待っている

 東京電力福島第1原発事故による避難区域が今春に解消した福島県川俣町の町役場に、ユニークなポストが登場した。町村合併から70周年となる2025年、大切な人に届ける手紙を受け付けている。
 「未来ポスト」は川俣幼稚園の子どもたちがデザイン。園児たちの絵などが貼られている。
 8年後に届ける手紙を募集する試みは、町が「古里の将来を考えるきっかけにしてほしい」と発案した。町役場や公民館、町内の道の駅で切手不要の専用封筒と便箋を配布。メッセージのほか、自身と届けたい人の名前、住所をそれぞれ記入し、未来ポストか通常のポストに投函(とうかん)する。
 町役場に届いた手紙はそのまま町が保管し、25年の70周年記念事業に合わせて大切な人へ送る。町民のほか町内勤務者、町にゆかりのある人を対象に今月30日まで受け付ける。
 現在の川俣町は1955年3月、1町7村合併で誕生した。今月1日現在の町人口は1万3905。合併時の2万6492人からほぼ半減した。
 町総務課の担当者は「8年後の川俣町は今より衰退しているかもしれない。将来を想像し、未来を変える行動を起こす起爆剤になるといい」と期待する。


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2017年06月16日金曜日


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