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<入試のツボ>問われる科学的思考

◎高校受験・教科別対策(6)小論文

 公立高の前期選抜入試において学校が独自に出題する検査問題は実技、小論文、作文、面接と多岐にわたる。今回は効果的な学習で結果が出せる小論文の対策に焦点を当てたい。
 小論文の出題形式は「理科・社会の記述混合問題」が近年の中心。全校共通の前期の学力検査は国語、数学、英語だけのため、独自検査で理科と社会の力を計りたいという高校側の狙いがあるとみられる。
 本年度の問題を分析すると、どの学校でも理科の難化が目立った。多くの学校で教科書以外から出題があり、戸惑った受験生は少なくないだろう。
 仙台一では「歩行の速度の変化」について考察する問題が出され、高度な推理、類推、分析能力が求められた。他の学校も単なる知識だけでは解けない問題が多かった(表)。
 小論文では「自分で課題を見つけ、原因を類推し、解決のための仮説を立て、検証する」という科学的思考法ができているかどうかが問われる。
 高度な能力を習得するには、基本的な知識や技能は必須。まずは教科書の理解を徹底したい。その上で現象や公式の暗記だけでなく、背景や成り立ちを含めて科学現象を完全に把握してほしい。
 次に日常生活でも常に問題意識を持つこと。「眼前の現象の原因」「生活への影響」「どう伝えるか」を考える習慣が大切になる。考えを図や表とともに箇条書きにして、後に他人が読んで分かりやすい文章にまとめるという訓練がとても効果的だ。(進学プラザグループ教務部・鈴木伸講師)


関連ページ: 宮城 社会 入試のツボ

2017年06月17日土曜日


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